「内向型」
私が最近気になっている言葉。
なぜかというと、
「あ。私、内向型だったのかも」って気づいたことで、今まで感じていた”生きづらさ”が腑に落ちて少し楽になれたから。
今回は、そんな私が実際に読んで心が救われた「内向型のためのおすすめ本」を3冊を紹介していきたいと思う。

おすすめ本①:世界一やさしい内向型の教科書
まず手に取ったのがこの本。
内向型がもつ悩みを見た時に、「これ、まさに私のことじゃん!」って思って惹かれ、読み始めた。
たとえば、こんなことに心当たりはないだろうか?
- 質問されてもすぐに答えられない
- 会議前に質問を予想して準備するけど、予想外のことを聞かれて固まってしまう
- 後からひとり反省会でぐるぐる考え込む
- 大人数の飲み会が苦手で、終わった後にぐったり疲れる
- 同時進行が苦手
今まで「どうして自分はこうなんだろう」と思っていたことが、実は”内向型の特徴”だったと知れたことで、「あ、周りの人と比べなくてもいいんだ」と心がふっと軽くなった。
そして、「こう感じているのは自分だけじゃないんだ」と思えるようになったことも大きな変化だった。
この本を読んでから「内向型についてもっと知りたい!」と思うきっかけとなり、他の本も読んでみようと思った。
おすすめ本②:ゼロからできる!うつ状態だった内向型HSPのわたしが自分らしい働き方を見つけた方法
脳科学や心理学が好きな私にとって、この本は「内向型ってこういうことだったのか!」と理解を深めるきっかけになった1冊。
脳科学の観点から、内向型と外向型の違いについて説明してくれている。
たとえば、
- 内向型と外向型で刺激に対する感受性が異なること
- 体力回復の方法が異なること
- 神経経路の違いなど
以下は、私が特に印象に残った部分、内向型の脳の神経回路について、『ゼロからできる!うつ状態だった内向型HSPのわたしが自分らしい働き方を見つけた方法』という本から引用。
内向型は脳の神経経路が長く複雑
デブラ・ジョンソン博士が精神医学ジャーナルで報告したものによると、内向型と外向型では、脳へ流れる血流量と、神経伝達物質(血液)が違う経路をたどっていることがわかっています。
そして、内向型の人の血液は、外向型の人よりも複雑で長い経路をたどり、記憶・問題解決・計画を立てるなど内部の思考や感情にかかわる脳の部位へと流れていました。一方、外向型の人の血液は、視覚・聴覚・触覚・味覚などが処理される脳の部位へと流れており、経路は内向型の人よりも短くなっていたのだそうです。
つまり、内向型は思考の過程でさまざまなことを考慮する特徴がありますが、外向型は細かいことは考慮せずにすばやく決断を下せる特徴があるのです。
これを読んで、
- 質問されたときに色々と考え込んでしまって、すぐに答えを返すことができなかったこと
- 会議前や相手に声をかける前に、色々考えて準備しすぎてしまうこと など
今まで、みんなには出来るのに自分は出来ないと劣等感を感じていたことが、実は自分の脳の気質によるものもあったのかもしれないと思うと、「他人と比べて落ち込んでも仕方ないよな」って少し思えるようになった。
そして、体力の回復方法の違いについても、「あー、こうしたらよかったんだ!これでよかったんだ!」って知れたことで、自分を認めてあげたり、対処法として試してみようと思えるきっかけになった。
おすすめ本③:「ひとりが好きな人」の上手な生き方
この本も、今までどうして出来ないんだろうって思っていたことが、納得できるきっかけになった1冊。
内向型について理解を深められるとともに、気質を理解した上での対処法のアイディアも説明してくれている。
ひとりで過ごす時間を大切にしてもいい。
内向型を活かしながら生きていく。
読んでいて、「私はこのままでいいんだ」と思わせてくれるような、やさしい気づきに満ちた1冊だった。
まとめ
「内向型」について知り、心が少し軽くなった。
それは、今まで、積極性があって、質問にすぐに的確に答えることが出来て、リーダーシップが取れる人が学校や社会では求められていると思っていて、「自分には出来ない。なんでだろう。どうやったらできるんだろう。」ってもがいていたから。
内向型と外向型の違いについて納得感をもって知れたことで、「憧れて、もがいても仕方ないよな。」「自分がもっている気質を活かしていこう。」と前向きになれるきっかけになった。
また、気質を知れると、「この時はこうしよう」とか「疲れやすいんだな。休息の時間をとっておこう。」って対処法について考えるきっかけにもなった。
無理して外向型になる必要はない。
内向型の人は思っているよりも近くにたくさんいるのだと思う。
気になった方はぜひ読んでみてはいかがだろうか。
おわり。

コメント