「ちゃんとする」「ちゃんとやる」ってよく使うけど、その「ちゃんと」って何だろうって思う。その基準って何なんだろうって。
何で、こんなこと考え始めたかと言うと、「ちゃんとやる」は私にとって自分を追い詰める言葉だったから。
正確には、「ちゃんとやらなきゃ(抜けがないように。みんなもやってるんだから。)」って言い聞かせている部分もあった。つまり、私にとって「ちゃんと」という言葉は「抜けなく完璧にやる」という意味だった。
無意識だったけど、「抜けがある自分はダメだ」って思っていたのかもしれない。
「ちゃんとやろう」はいい意味で使われることもあると思うけど、ときに完璧主義や真面目すぎる人にとっては、自分自身を追い詰める言葉になることもあるのかもしれない。
「ちゃんと」をやめた
休職してから、周囲の人にかけてもらった言葉。
- 「自分のハードルを上げすぎずにね」
- 「期待しすぎずに」
この言葉をかけてもらって、ようやく気がついた。
あー、自分は自分に期待しすぎてたのかもしれないなー。
「今の自分はダメ。だからちゃんとしなきゃ」って、理想と現実のギャップで、ちゃんとしなきゃいけないっていう思考にとらわれてたのかもなーって。
だから、ちょっとでも出来ない部分があると「自分はダメだ」ってすぐに自己否定に陥っていた。
今なら思う。自分の「ちゃんと」が相手にとっても「ちゃんと」かどうかなんてわからないのになって。
自分のハードルを下げる。いい意味で自分に期待しない。
この言葉を刻むようになってから、気持ちがだいぶ楽になった。
ちょっとでも出来たり、楽しめたら自分を褒めてあげられるようになった。
頑張ってちゃんとしようとしなくてもいい。
ただ、その日1日を生きているだけですごいことなんだから。
等身大の自分で、自分のペースでやっていこう。
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